○資格・講習内容 |
ラジオ・音響技能検定は、文部科学省認定のエレクトロニクス・オーディオに関する知識と技能を評価する検定です。オーディオ・エレクトロニクスの知識と技能をアナログ技術という観点から総合的に評価します。試験範囲が広いので、ある程度専門教育を受けていないと難しいです。レベルは4級から1級まであります。 |
○試験日 |
□4級:6月と11月の年2回 □3級:6月と11月の年2回 □2級:6月と11月の年2回 □1級:11月のみの年1回 |
○合格発表 |
試験日から約40日以内に通知されます。 |
○試験・講習の内容は? |
□4級: 初歩的な電気の知識を持ち、初歩のラジオ受信機(中波のスーパー受信機程度)の動作原理がわかり、組立や調整ができる。また、簡単な音響機器の動作原理を知っている。 知識試験 ・直流、交流、電流、電圧、電力などについての基礎的理解力がある。 ・抵抗、コンデンサ、コイル、トランス、ピックアップなど、必要な部品についての知識を持っている。 ・ダイオード、トランジスタの基礎知識およびその簡単な回路の動作原理を知っている。 ・中波のスーパー受信機について簡単な知識がある。 ・音についての簡単な知識がある。 実技試験 部品とそれに対する記号についての基礎知識がある。 ・簡単な配線図の見方がわかる。 ・部品の選定法がわかり、正しい使い方を知っている。 ・テスタを使っての各部の電圧、導通などが測れる。 ・受信機の組立方について基礎知識があり、ストレート受信機の組立や調整をすることができる。 ・はんだ付けについての基礎知識を持っており、はんだ付けをすることができる。 □3級: 基礎的な電気の知識を持ち、現用受信機および簡単な音響装置の動作原理を理解し、組立、調整をすることができる。 知識試験 ・電気磁気、交流理論の概要についての知識がある。 ・ダイオード、トランジスタの動作原理とその回路の概要を知っている。 ・中波・短波の無線機器、特にスーパー受信機の構成と性能についての知識がある。 ・FMについて簡単な原理および受信機の知識がある。 ・無線工学の概要および電波伝搬、アンテナの基礎知識がある。 ・初歩の音響理論の知識があり、ステレオ音響の原理がわかる。 ・簡単な音響機器の動作原理がわかる。 実技試験 ・配線図を見て、組立をすることができる。 ・受信機や簡単な音響機器の取り扱い方法がわかり、診断に必要な簡単な測定機器の使い方を知っている。 ・受信機や簡単な音響機器の故障発見法と、それに必要な導通試験、電圧試験、電流試験の方法と手順を知っている。 □2級: やや高級な電気知識を持ち、各種受信機の動作原理を理解し、これを組み立てたり、調整、修理することができる。さらに各種音響機器の動作原理を理解できる。 知識試験 ・電気磁気、交流理論の知識を相当持っている。 ・トランジスタの動作、回路理論をかなりよく知っており、集積回路についても知っている。 ・無線通信理論、FM放送について、かなりの知識がある。 ・FMステレオ受信機について、かなりの知識がある。 ・音響理論の基礎知識があり、各種音響機器(ステレオを含む)動作原理がわかる。 ・電波障害防止について簡単な知識がある。 実技試験 ・各種受信機の設計法や、製作法を知っている。 ・各種受信機の調整や、特性試験法および修理法の知識を持っている。 ・各種音響機器の取扱法を知り、簡単な特性試験ができる。 □1級: 電気理論、電子工学、無線、通信理論、音響理論をよく理解し、各種受信機や各種音響機器の動作原理、設計、製作、調整、修理法をよく体得している。 知識試験 ・電気磁気、交流理論を熟知している。 ・トランジスタ、集積回路について、最新の知識もある。 ・電子回路理論を、よく知っている。 ・無線、通信理論をよく知っている。 ・音響理論をよく知っている。 ・高忠実度音響機器の動作原理に詳しく、設計製作の知識もある。 ・電波障害防止について知識がある。 ・電波法規や安全技術について知識がある。 実技試験 ・各種受信機の構造、動作理論、設計法、製作法をよく知っている。 ・各種受信機の調整や特性試験、修理法についての詳しい知識がある。 ・各種音響機器の作動試験を理解し、設計、製作もできる。 ・各種音響機器の調整、特性試験法、修理法に熟知している。 ・リスニングルームについての知識がある。 |
○受験資格・受講資格は? |
制限はありません。 |
○問合せ先は? |
(財)実務技能検定協会 ラジオ音響技能検定部 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-34-8大輝ビル602号 TEL:03-3208-8948 |
○ホームページは? |
(財)実務技能検定協会 |
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